「今」この瞬間から予防ケアを始めるかどうかで、そのうち入れ歯になってしまうか、自分の歯でずっと生きていけるかが変わってきます。
「そんなにむし歯はないから」なんて油断して放っていたら、歯周病で歯を全部抜く羽目になってしまった、なんていうことが、40歳代〜50歳代の人でもよくあることです。歯周病は、歯の土台となる骨そのものを溶かしてしまう実は恐ろしい病気です。
日本人のほとんどは歯周病にかかっていると言われていますが、歯周病菌は歯の土台となる骨を溶かしてしまうので、やがて歯茎が歯を支えられなくなって、歯が抜けてしまいます。その結果、80歳になったときに残っている日本人の歯は平均で5本前後しかありません。それに比べて北欧では、80歳の時に残っている歯の数は平均25本です。
日本にはたくさん歯医者さんがいますが、周りの人を見渡してみると、銀歯だらけ、歯周病だらけで、年をとれば総入れ歯が当たり前。さらに、口の健康状態が、心臓病や脳梗塞などの病気とも関係していると言われています。歯医者はこれで、本当に患者さんの歯や健康を守ってきたと言えるのでしょうか・・・。
予防しない以上、治療時間も、治療回数も、治療時の痛みも、治療費も、生涯失う歯の数もどんどん増えていきます。日本では「痛くなったら歯医者に行く」というのが当たり前ですが、それではあなたが失うものがとても大きいという事実に目を向けてみてください。
自己流の歯磨きをどんなに繰り返しても、むし歯と歯周病は予防できません。
1日3回歯磨きをするけれど歯医者に行かない人よりも、1日1回しか歯磨きをしないけれど、3ヶ月に一度、歯医者さんで歯のクリーニングと正しい歯磨きの仕方を教えてもらっている人の方が、実は将来歯を多く残せるのです。
歯と歯茎の境目の歯周ポケットや、歯の表面には、「バイオフィルム」というヌルヌルした物質があり、その中に虫歯菌や歯周病の原因菌がたくさん住んでいます。バイオフィルムは歯にぴったりとくっついて歯ブラシだけでは落とせません。マメに予防(クリーニング)に通うことで、結局人生で使う医療費は安くなります。痛い思いをしなくて済みますし、癌や心筋梗塞、脳卒中などの病気にかかる確率も下がると言われています。
3ヶ月に1度、この「予防クリーニング」をして、口の健康を保つかどうかはちょっとしたことのように感じてしまいます。しかし、それは本当の意味で自分自身を大事にするかしなかということであり、実際にあなた自身の寿命や健康度合いとなって跳ね返ってくるのです。
あなたの健康を守れるのはあなた自身だけです。今すぐ、始めてください
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